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第181回Connoisseures Club
お題 「クライネリッシュ」
開催日 2014年1月19日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1ハイランドクライネリッシュ198824年48.8%ヘップバーンズレゾリューション
2ハイランドクライネリッシュ198923年51.8%シングルモルトサークル
3ハイランドクライネリッシュ198922年52.5%ファーストエディション
4ハイランドクライネリッシュ199715年53.6%オールドアライアンス
5ハイランドクライネリッシュ199617年57.3%ケイデンヘッズ
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「クライネリッシュ」である。
  クライネリッシュはこの会のメンバーの間でも人気の蒸留所であり、話題に事欠くことは無く、蒸留所が明かされたあとは、いつも大いに盛り上がるのである。
  またリリースされるモルトも少なくないので、結構な頻度で登場しており、カリラの7回に次ぐ5回目となっている。
  そんなクライネリッシュ蒸留所ではあるが、毎回コメントしているように、ややヌカの香りがあり私はマイナスイメージを持っていた。しかし今回は私のメモにではなく、メンバーの口より「ヌカ」の話が出ていたので、あながち間違った見解ではないようだ。
  当然マイナス面を上回る個性が無ければ、人気蒸留所にはなり得ない。幾種ものフルーツ、バーボン樽由来のキャラメル香やバニラ香、わずかなピート。そんな素晴らしい香りや味わいがこの蒸留所の個性であろう。
  さて、今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ] ヘップバーンズ・レゾリューションズ クライネリッシュ 1988-2013 48.8%
【 香り 】
トップノートはドライであり、北国フルーツがほのかに香る。時にミントの香りも。気温が低いせいか香りの立ちが遅い。
シャープな酸味に軽いピート、しばらくするとまったりとした厚みも感じられるようになる。 。

【  味  】
幾重にも重なるミックスフルーツ。奥にはいがいがした個性、軽いピートによるものかもしれない。
[ NO.2 ] スコッチシングルモルトサークル クライネリッシュ バーボン cask no.3843 1/186 51.8%
【 香り 】
やさしい甘さがまず香る、そのあとミントの香りと北国フルーツ、ハイランドモルトか。酸味も心地よい。しだいにまったりとしたボディを感じられるようになる。 奥にはわずかなピート香、しだいにエレガントな香りが強くなる。

【  味  】
フルーツの競演、次から次へと香りが出てくる。しかし意外にドライに感じられる。わずかなピート、味の数は多くは無い。
[ NO.3 ] エディションスピリッツ クライネリッシュ 1989-2012 22 52.5%
【 香り 】
トップノートはキャラメルである。まったりとした、ふくよかな香りが心地よい。酸味がまったり感とバランスを取っている。
しだいにキャラメルは消えて、替わりに酸味が強くなる。軽いヌカの香り。

【  味  】
キャラメルと南国フルーツ、適度な熟成を感じる。しっかりとしたボディで、加水をすればフルーツの数は倍増する。
[ NO.4 ] AULD ALLIANCE クライネリッシュ バーボンホッグスヘッド 15年 53.6%
【 香り 】
トップノートは灰くさい香り、ただしいつの間にか消えていく。おおらかなキャラメル風味、バーボン樽の個性か。わずかにトースティで香りのアクセントとなっている。
ときに砂糖水を思わせる香りも、若さ由来の物なのかもしれない。しだいに酸味は増加していく。

【  味  】
しっかりとした酸味、フルーティだがドライ。味の数は多くは無いが、ウッディな含み香がこのモルトの評価を上げている。
[ NO.5 ] ヘイデンヘッド クライネリッシュ 17年 57.3%
【 香り 】
こげたゴムの香りが強い、いおう、ひねた香り、タクアン香。典型的なシェリー樽熟成のものだ。けっして良い出来ではない。

【  味  】
ニューポットと感じるほど熟成が進んでいない。こげたゴムの個性とトースティ感は強く、味わいを支配している。
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第182回Connoisseures Club
お題 「白州」
開催日 2014年2月23日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1Other's白州199912年51.0%オーナーズカスク
2Other's白州199712年56.0%オフィシャル
3Other's白州 No.120.3198814年56.4%ソサエティ
4Other's白州199315年59.0%オフィシャル
5Other's白州199216年61.0%オーナーズカスク
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「白州」である。
  スコットランド人は、スコッチモルトとジャパニーズモルトを区別出来ると言う。ならば日本人にスコッチモルトとジャパニーズモルトの区別は出来るのか。
  答えはおそらく否であろう。今回のお題は、まさにそんな疑問に対する答えの裏づけを取るのにぴったりであった。

  答えを聞いてしまえば、いくらでも白州の個性は見つける事ができる、がしかしブラインドテイスティングはそれを許さない。 既成概念がいっさい排除された中、純粋に答えを出していかなければならないのだ。
  そうして導き出された答えはハイランドモルトであった。ピートを基調としているが、それは支配的なものでは無く、あくまでもスパイスである。 ミントあり、バーボン樽の個性あり、爽やかな酸味あり、もちろんエレガントに香るフルーツと多彩な個性である。
  答えを出しにいくと真っ先に思い浮かぶのがブローラであろう、そして次にハイランドパーク。
  最後の最後まで白州を感じる事は無かったことから、少なくとも造り手では無い我々にスコッチとジャパニーズの区別を付けるのは極めて難しい、それが結論である。

  答えを聞いてみると思い当たる香り、味がいくつも出てくるのは、いかに目や耳で飲んでいるかの証でもある。
  さて、今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ] ザ・オーナーズカスク 白州 cask no.DH40176 locate 16-07-06A-26 38/167 1988-2011 51%
【 香り 】
トップノートはミント、香りは爽やか、かつエレガント。やや遅れてフルーツが広がってくる。軽いピートが見え隠れし香りと、程よい酸味がアクセントとなっている。 。

【  味  】
フルーツの味わいが広がる。ピートもしっかり感じるが支配的では無い。軽いキャラメル風味。
[ NO.2 ] 10th ウイスキーライブ アニバーサリーボトリング 白州 ホッグスヘッド cask no.BJ41521 56%
【 香り 】
レモンの香り、爽やかな風が抜けていくようだ。しかし時に軽いタクアン香も。程よい酸味とキャラメル香、バーボン樽の個性。たいへん濃い香りである。

【  味  】
フルーティ、アンド、フルーティ、次から次へと果物の香りが出てくる。気持ちの良い酸味とピート。
[ NO.3 ] SMWS 120.3 白州 1988-2003 14年 56.4%
【 香り 】
トップノートはミント、エレガントに香ってくる。軽いピートを感じた後、フルーツが香る。酸味が心地よい。

【  味  】
まずはフルーティ、その後、中程度のピート。酸味が程よくバランスする中、上質の渋みを感じる。
[ NO.4 ] ヘビーリーピーテッド モルト 白州 ホッグスヘッド cask no.3B40582 locate 17-14-3
1993-2008 59/235 59%
【 香り 】
いがいがとした香り、ピート由来の物だろう。その後、甘いバニラの香りに包まれる。さらにキャラメルの香りが乗ってくるので、ボーボン樽で熟成されたモルトであろう。
さらにわずかにシェリー樽の個性も香り、シェリーでフィニッシュしたダブルマチュードと感じた。

【  味  】
わずかなシェリー樽の個性、程よい酸味。中程度のピート。樽由来の渋みが熟成を感じさせる。
[ NO.5 ] ザ・オーナーズカスク 白州 ホッグスヘッド cask no.2F41566 locate 8-31-7 93/185
1992-2008 61%
【 香り 】
明るい青空のようなフルーツ香、もちろん明るい酸味も。追って甘い香りが広がる。奥にはタクアンも見え隠れする。

【  味  】
まず酸味を感じる、たいへんフルーティ。ピートもしっかり利いている。味の数は少なく、やや若さを感じる。
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第183回Connoisseures Club
お題 「リトルミル」
開催日 2014年3月23日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1ローランドリトルミル199018年53.5%マーレーマックディビット
2ローランドリトルミル198424年55.1%ムーンインポート
3ローランドリトルミル198923年55.5%ネクター
4ローランドリトルミル198921年47.1%ウィスキーエージェンシー
5ローランドリトルミル198922年48.3%アチーブス
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「リトルミル」である。
  濡れたダンボールの香りと揶揄されるリトルミルであるが、かつてオフィシャルボトルをテイスティングした時は、言いえて妙と思ったものだ。
  そんなリトルミルなので世間一般の評価は芳しいものでは無い。が、しかしどうだろう今回の5本はそんな印象のかけらも無いではないか。

  特にシェリー樽熟成の2本は素晴らしい出来で、シェリー樽による成功例のひとつ、長期熟成のグレングラントのようであった。
  このことから蒸留所の設備、環境により濡れたダンボールが醸し出されるのは否定されたのである。ますますハウススタイルとは何かを考えさせられるお題ではあった。

  もちろん今回の5本は、ローランダーを自称する会のメンバー取って置きのモルトなので美味くない訳が無い。

  一般的に軽い味わいといわれているローランドモルトの個性も言い当てることは出来なかったことも付け加えておく。
  さて、今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ] マーレイ・マクディビッド リトルミル バーボン 1215bottles 1990-2008 18年 53.5%
【 香り 】
甘い香りが強く立つ。追ってミントが爽やかに香る。しばらくするとバニラが前に出てくる、バーボン樽熟成の個性。
良い意味での麦芽風味が感じられる。エレガントな酸味も広がり、香りの数の多さに何度もグラスを回すことになる。 。

【  味  】
熟成感につながるウッディな味わい、基本的にフルーティではあるが、時にドライに感じることもある。
[ NO.2 ] ムーンインポート リトルミル 1984-2008 55.1%
【 香り 】
たいへんエレガントな酸味、奥にはわずかなピート。しばらくするとバニラの香りが前に出てくる。酸味のせいか爽やかなイメージのモルトである。

【  味  】
甘さ控え目、ドライではあるが、加水すればフルーツと甘さが出てくる。単調な味わいでは無い。
[ NO.3 ] ザ・ネクターオブザ・デイリードラム リトルミル 23年 55.5%
【 香り 】
トップノートはヌカの香り、ただし軽いものである。ヌカはわずかなピートのせいかもしれない。しだいにエレガントなフルーツの香りがひろがり、色あいが派手になってくる。
さらにグラスを回していると、熟成感由来のウッディな香りに包まれる。わずかなバニラがアクセント。

【  味  】
フルーティではあるが、にがみ、渋みが感じられる。ただし熟成感とバランスした渋みなので、プラスに働く種類のものだ。基本的にはドライな味わい。
[ NO.4 ] ウイスキーエイジェンシー リトルミル シェリーウッド 1/264 1989-2011 21年 47.1%
【 香り 】
こげたゴムの香り、醤油の香りも。シェリー樽熟成の個性ではあるが、嫌味に感じ無いぎりぎりのところだ。
しだいに爽やかな酸味をおびたスィートな香りに変化し、シェリーの嫌味は薄れていく。

【  味  】
甘い含み香とトースティな味わい、シェリー樽の個性ではあるが上質なものだ。フルーツもしっかりと堪能できる。
[ NO.5 ] ザアーカイブス リトルミル リフィルシェリーホッグスヘッド 1/120 1989-2011 48.3%
【 香り 】
トップノートはこげたゴム。しぶみやタンニンを思わせる香り。しだいに熟成由来のウッディな樽香に包まれ、シェリー樽での熟成がたいへん上手くいっていることを感じる。バニラの香りもわずかにプラスされる。

【  味  】
軽いイオウを感じたあと、熟成感を十分に堪能できる味わいに変化する。それは深い樽香であったり、しぶみ、にがみであったりする。久しぶりの上質なシェリーウッドに頬が緩む。
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第184回Connoisseures Club
お題 「グレンロセス」
開催日 2014年4月27日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1スペイサイドグレンロセス199121年55.5%アデルフィー
2スペイサイドグレンロセス198230年53.2%モルト オブ スコットランド
3スペイサイドグレンロセス198825年47.2%リキッドサン
4スペイサイドグレンロセス198922年55.3%シグナトリー
5スペイサイドグレンロセス199021年55.8%ダグラスレイン
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「グレンロセス」である。
  グレンロセスといえばシェリー樽熟成のイメージが強い蒸留所である。昨今シェリーカスクのモルトをリリースしている蒸留所は少なく無く、グレンロセスのハウススタイルを、シェリーと言う事自体難しくなってきている。

  そして今回の5本である、ラベルを見れば3本が流行を反映してかシェリーカスクだ。シェリーの個性を期待しつつ、このテイスティングノートを見られる読者もおられると思うが、期待する単語はほとんど出てはこない。

  その理由はファーストフィルでは無いところにありそうだ。3本のうち2本はリフィルであり、かなり枯れた樽を使っていると推測される。
  ファーストフィルを使えばシェリーの個性が強く出てしまい、こげたゴム、イオウなどマイナス評価をしてしまうところであるが、今回のモルトはそういったネガな部分は見当たらなかった。

  シェリーバットを長年使用してきたなかで、シェリーの良いところ知り尽くし、いい面だけを上手く使っている。テイスティングノートを書き終えて、そんな印象を持ったグレンロセスである。
  さて、今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ] アデルフィ グレンロセス 1/176 1991-2013 21年 55.5%
【 香り 】
まず梅の香りに和を感じる、次に爽やかな酸味。しだいに香りは重厚さを増すにつれてエステリーに変化してくる。おおむねフルーティ。 。

【  味  】
口に含めばひろがるフルーツの鮮やかさ、果物の数はたいへん多い。加水して楽しめばさらにフルーツの数は増えてくる。
[ NO.2 ] モルト・オブ・スコットランド グレンロセス バーボン・ホッグスヘッド 161/175 cask mos. 12065
1982-2012 53.2%
【 香り 】
軽いピートの香りで始まり、すぐさまフルーティに変化してくる。フルーツは熟したピーチである。ただしフルーツの数はそれほど多くない。

【  味  】
まずドライと感じる。しばらくすれば北国フルーツの含み香が広がる。アルコール感が強い。
[ NO.3 ] リキッド・サン グレンロセス リフィルバット 1/216 1988-2013 25年 47.2%
【 香り 】
軽いフルーツ香、基本的にドライに感じる。奥にはエステリーな香りがあるが、注意深くしないと見つからない。軽く砂糖水をイメージする香りも。

【  味  】
ライトな味わい、アルコール度数が低い。加水してもフルーティな味わいはバランスを崩す事は無い。水で割っても存在感の強いモルトである。
[ NO.4 ] シグナトリー グレンロセス リフィルシェリー 133/576 cask no.24378 1989-2012 55.3%
【 香り 】
香りが薄くドライであり、香りの立ちが遅い。わずかな南国フルーツ。時折、熟成由来の樽香を感じる。

【  味  】
やはりドライと感じる、そして心地よい苦味、樽の良さは感じるが味の数は多くは無い。アルコール感が強い。
旨み成分が強く、じっくりと味わってみたくなる。時折塩っぽいと感じることもある。
[ NO.5 ] オールドアンドレア グレンロセス シェリーバット 1/154 1990-2011 21年 56.8%
【 香り 】
まったりと深い香り。時折見せる軽いピート香。わずかにヌカの香りと軽いバニラ香。

【  味  】
フルーティ、フルーティ、たいへん色鮮やか。加水すればトースティな個性が出てくるが嫌味なものではない。シェリー樽として、たいへん良い熟成をしている。
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第185回Connoisseures Club
お題 「ジュラ」
開催日 2014年5月25日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1ジュラアイル オブ ジュラ198921年49.3%ダグラスレイン
2ジュラアイル オブ ジュラ198824年50.8%ウィスキーエージェンシー
3ジュラアイル オブ ジュラ198923年56.5%シグナトリー
4ジュラアイル オブ ジュラ198824年54.1%スリーリバース
5ジュラアイル オブ ジュラ197635年53.7%エクスクルーシブモルツ
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「ジュラ」である。
  お題はジュラであるが、話題はパフュームである。パフュームといえばボウモアと思い浮かぶ貴兄は、なかなか年期が入ったモルト飲みだ。
  この会が始まった1990年代の末、ボウモアといえばパフュームで、飲み終わってもしばらく石鹸の味わいが口の中から消えない味わいは、メンバーの間でも好き嫌いや、製造上の理由などで論議されることもしばしばであった。
  そんな個性は当時マイナスの意見が大半を占め、オーナーとなったサントリーもそれを消す方向で動いたと思われ、現在のボウモアにその面影は無い。
  無くなってしまうと人は不思議なもので、それを求める方向に動き出す。まさに今回の4本目「ザ・ソープ」がそうであろう。
  パフュームを感じるモルトは他にも、グレンギリー、オーヘントッシャン、ブラッドノック、エドラダワー、ジュラなどあるが、今回の4本目はかつてシグナトリーからリリースされた1974・24年のエドラダワーの味わいに酷似していた。
  正解はジュラであったが、このボトルをきっかけに他蒸留所でもパフューミーなモルトが出てくるのかもしれない。
  さて、今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ]オールドモルトカスク ジュラ リフィルホッグスヘッド 1/260 1989-2010 21年 49.3%
【 香り 】
トップノートはエレガントなフルーツ、ミントの香りがエレガントな印象を引き立てている。フルーツの種類はたいへん多く、時間とともに数を増す。
かすかなピート香がアクセント。酸味が明るい香りに貢献している。アルコール度数が低く感じられる香りだ。 。

【  味  】
フルーティではあるが総じてドライだ。ピリピリと口を刺すがそれほど強くは無い。
辛さと旨みが感じられる。
[ NO.2 ] ウイスキーエイジェンシー ジュラ EX-バーボン・ホッグスヘッド 1/281 1988-2012 24年 50.8%
【 香り 】
柑橘系の香りではあるが、やや重い香り。わずかにミントがアクセント。しだいに爽やかな香りに変化していく。

【  味  】
フルーツが口に広がるが、甘さと酸味は控えめである。奥にはかすかなピート。
[ NO.3 ] シグナトリー ジュラ ヘビリーピーテッド 22/211 cask no.30706+30709 1989-2013 23年 56.5%
【 香り 】
まずフルーツが香るが、すぐさまキャラメルのまったりとした香りに変わってくる。香りの立ち自体は遅いが、しばらくしてもそれ程強くはならない。
わずかなピート香と酸味がアクセント。さらにグラスを回していると熟成由来のウッディーな香りが立ってくる。

【  味  】
ピリピリと口に刺しながらピートが広がる。すぐさま香水のようなパフューミーな含み香に覆われる。
[ NO.4 ] スリーリバーズ ジュラ ザ・ソープ バーボンホッグスヘッド 11/195 cask no.755 1988 24年 54.1%
【 香り 】
トップノートはエステリー。まったりと深い香り、甘い香りも十分に香る。

【  味  】
やはりエステリーな味わい。特徴的なのは、遠い昔のおしろいのような含み香が口全体に広がることだ、かつてシグナトリーのエドラダワーで感じた個性である。
[ NO.5 ] エクスクルーシブモルツ ジュラ シェリーホッグスヘッド 1/240 cask no.506 1996 35年 53.7%
【 香り 】
まずピッチの高い香りが立ち、続いて抜けるような爽やかさを感じる。しだいにエステリーかつ甘い香りも加わってくるが、時に旨みを連想させる香りも感じられる。ややアルコール感が強い。

【  味  】
柑橘系のフルーツの味わい。基本的にドライではあるが、砂糖水を感じたり旨みを感じたり、意外に複雑ではある。
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