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第251回Connoisseures Club
お題 「グレンアラヒー」
開催日 2019年11月24日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1スペイサイドグレンアラヒー199520年52.3%リキッドサン
2スペイサイドグレンアラヒー200612年57.6%オフィシャル
3スペイサイドグレンアラヒー20078年65.5%ADラトレー
4スペイサイドグレンアラヒー199225年56.0%ケイデンヘッド
5スペイサイドグレンアラヒー200510年68.2%シェリーバット
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「グレンアラヒー」 である。

  2回目の登場となるグレンアラヒー、1967年創業の新しい蒸留所である。蒸留されたモルトは、そのほとんどがブレンデッドウイスキーに回されているようで、シングルモルトとしては、なかなか入手が難しいモルトではある。
  しかし最近はオフィシャルボトルが充実しており、今回も5本の内、1本がオフィシャルであった。

  さて、さっそく今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ]リキュッドサン グレンアラヒー バーボンカスク 1995-2015 20年 52.3%
【 香り 】
トップノートはミント、ハッカ。ライトボディで、わずかに麦芽風味。香りが弱く、アルコール度数が低いと思われる。

【  味  】
モルティな味わい、若さを感じる。味が薄い分アルコールが前に出る。ややトースティ。
[ NO.2 ] オフィシャルボトル グレンアラヒー バーボンバレル cask no.26856 056/265
2006-2018 12年 57.6%
【 香り 】
ミントが香りややスパイシー。フルーツに香るが立ちが弱い。奥には軽いピート香。しばらくグラスを回していれば華やかに変化する。

【  味  】
香りは弱かったが、味わいは華やかだ。鮮やかなフルーツの競演、色彩感豊かなモルトだ。味の数は極めて多い。
[ NO.3 ] ADラトレー グレンアラヒー シェリーバット cask no.900832 1/657
2007-2016 8年 65.5%
【 香り 】
トップノートは北国フルーツ。最初はライトなボディに感じるが、しだいに深みが増してくる。奥には熟成由来のウッディな香りも。

【  味  】
味わいは単調で、ややアルコール感が強い。概ねフルーティ。
[ NO.4 ]ケイデンヘッド グレンアラヒー 25年 56%
【 香り 】
トップノートはフルーティ、しかし香りの立ちは遅い。わずかに麦芽風味、熟成感は弱い。

【  味  】
まず甘さを感じる。その後、酸味を伴なうフルーツが現れるが、フルーツの数は多くない。
[ NO.5 ]チーフタンズ グレンアラヒー シェリーバット cask no.900060 1/637
2005-2015 10年 58.2%
【 香り 】
スパイシーかつフルーティ。しだいに深みのあるエステリーな香りが立ってくる。ミディアムボディ。

【  味  】
フルーティかつ旨み成分を感じる。華やかなエステル香が口一杯に広がる。
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第252回Connoisseures Club
お題 「クライネリッシュ」
開催日 2019年12月22日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1ハイランドクライネリッシュ No.26.43198322年54.4%ソサエティ
2ハイランドクライネリッシュ199410年51.8%エクスクルーシブ
3ハイランドクライネリッシュ1974 55.6%モダンマスターズ
4ハイランドクライネリッシュ No.26.34197231年58.7%ソサエティ
5ハイランドクライネリッシュ198416年58.5% 
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「クライネリッシュ」 である。

  7回目の登場となるクライネリッシュだ。さすがに人気、実力ともにトップクラスの蒸留所だけのことはある。

  さて、クライネリッシュのハウススタイルといえば、まずはたいへんフルーティであること、そしてまれにヌカくさい香りがすること、バーボン樽を多用することであろうか。
  昨今はモルト造りの多様化で、昔感じたハウススタイルが通じなくなっているのだが、今回のクライネリッシュはどうだったであろうか。

  さて、さっそく今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ]SMWS 26.43 クライネリッシュ 1973-2005 22年 54.4%
【 香り 】
エレガントで爽やか、わずかにハッカが香る。酸味が立つが全体としてはふくよかさとバランスが取れている。

【  味  】
オレンジの含み香が口いっぱいに広がる。たいへんフルーティで明るい味わい。加水しても印象が変わることは無い。
[ NO.2 ] エクスクルーシブモルト・スリーリバース クライネリッシュ
1994-2005 10年 51.8%
【 香り 】
こげたゴム、湿気た香り、たくあん臭、典型的なシェリー樽の個性だ。
まったりと重い香りだが、注意深くすればエレガントなフルーツが感じられる。グラスを回していれば、しだいに甘い香りが強くなってくる。

【  味  】
やはりタクアンとゴムの味わい。やさしい甘さ。奥にはエレガントなフルーツが感じられる。
[ NO.3 ] ザ・モダンマスターズ・ウイスクイー クライネリッシュ 1974 55.6%
【 香り 】
トップノートは爽やかなエステル香、わずかにオゾンの香りも。アルコール感が強い。しばらくすれば熟成由来のウッディな香りが感じられる。

【  味  】
大変フルーティだ、しかしフルーツの種類は多く無い。ただし加水でフルーティさは倍増する、ややいがしたところもあるが軽いピートのせいであろうか。
[ NO.4 ]SMWS 26.34 クライネリッシュ 31年 58.7%
【 香り 】
甘い香りはシェリー樽の個性か、強い香りではないので、やや枯れた樽なのかもしれない。半面バーボン樽のバニラも香る。しだいに香りは開き、素晴らしくエレガントとなる、うまみを感じる香りも。

【  味  】
オレンジ系のフルーツが広がる、わずかに砂糖水っぽいところも。加水すれば極めてフルーティとなる。もちろんフルーツの数も多い。
[ NO.5 ]ザ・ボトラーズ クライネリッシュ シェリーバット cask no.4016
1984-2001 16年 58.5%
【 香り 】
トップノートはキャラメル香、たいへん深みがあり濃い香りだ。しばらくすれ ば、爽やかなエステル香も。

【  味  】
アルコール感が強い。基本的にはフルーティではあるがドライだ。
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第253回Connoisseures Club
お題 「フェッターケアン」
開催日 2020年1月26日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1ハイランドフェッターケアン 21年48.6%ブティックウィスキー
2ハイランドフェッターケアン199518年50.0%ホールドモルトカスク
3ハイランドフェッターケアン200610年50.0%アスタモリス
4ハイランドフェッターケアン198830年54.5%シグナトリー
5ハイランドフェッターケアン199519年60.6%ウィスキーマガジン
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「フェッターケアン」 である。

  今回は初登場の蒸留所、フェッターケアンである。近年オフィシャルボトルを多々リリースしている蒸留所なので、初登場は意外であった。

  かつてのオフィシャルボトルは、若いモルトのリリースのみで、熟成不足からくる麦芽風味の個性は褒められたものでは無かった。しかし昨今は長熟のモルトも出回っているようで、味わい深いモルトが多々あるようだ。

  さて、さっそく今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ]THAT BOUTIQUE WHISKY フェッターケアン BATCH3 278/669 21年 48.6%
【 香り 】
トップノートはミントにハッカ。草の香りや麦芽風味、やや若い印象。フルーツの香りは少なくドライだ。わずかにキャラメル香を感じる時も。

【  味  】
フルーティかつウッディ、中程度のボディ。加水で若さがでてくるが、フルーツの数は増えてくる。
[ NO.2 ] オールドモルトカスク フェッターケアン リフィルホッグスヘッド 1/318
1995-2014 18年 50%
【 香り 】
爽やかなミント。北国フルーツがすぐさま香ってくる。わずかに酸味を思わせる香りも。しだいに爽やかなぶどう系のフルーツが開いてくる。

【  味  】
ライトなボディでドライである。基本的にはフルーティで、加水すればフルーツの種類が増すとともに、旨味も感じるようになる。
[ NO.3 ] アスタモリス フェッターケアン バーボン cask ref 063 34/100
2006-2016 50%
【 香り 】
香りの立ちが遅い。柔らかなフルーツ香、エレガントでもある。しばらくグラスを回していれば熟成由来のウッディな香りが立ってくる。バニラ香も強い。

【  味  】
酸味が少なくまろやかだ。旨味も感じられるが、フルーツはあまり感じられない。単純な味わい。
[ NO.4 ]シグナトリー フェッターケアン ホッグスヘッド cask no.2035.2041 299/403
1988-2019 30年 54.5%
【 香り 】
硫黄、あるいは焼けた香り。ドライな印象。時間が経てばマイナスイメージは少なくなっていく。

【  味  】
フルーティーな味わい、ただし酸味は少ない。深みがありビッグなボディ。加水でフルーツの花が開く。
[ NO.5 ]ウイスキーマガジン・エディターズチョイス フェッターケアン 110/262
1995-2005 10年 60.6%
【 香り 】
香りの立ちが遅く、かつ弱い。フルーツが香るが、やや若さを感じる。アルコール感も強い。

【  味  】
地味な味わい、フルーツをあまり感じない。加水すれば、鮮やかさが出てくる。
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第254回Connoisseures Club
お題 「カリラ」
開催日 2020年3月1日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1アイラカリラ198910年43.0%シグナトリー
2アイラカリラ200213年57.0%G & M
3アイラカリラ199616年57.6%オールド モルト カスク
4アイラカリラ 8年59.0%インプレッシブ カスク
5アイラカリラ No.53.84198321年60.2%ソサエティ
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「カリラ」 である。

  モルト会にて、最も登場回数の多い蒸留所だ。なんと今回で11回目であるからいかに多いかが分かる。人気も高いが、供給量も多いカリラと言えそうである。

  アイラモルトは有名どころが多々あるが、昨今なかなか高額となっており入手が難しくなっている。その中でも比較的手に入り易いのがカリラではないだろうか。

  カリラのことなのでピートはしっかり効いており、アイラモルトであることを隠すことはできない。

  さて、さっそく今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ]シグナトリー カリラ cask no.2286187 302/586 1989-1999 43%
【 香り 】
トップノートはエレガントなミント、たいへん上品である。次にフルーツが現れ、しばらくして中程度のピートを感じるようになる。

【  味  】
きわめてフルーティで華やか。すぐさまシャープなピートが口に広がる。
[ NO.2 ] GM エクスクルーシブ・ジャパンインポート カリラ cask no.8363 2002-2015 57%
【 香り 】
トップノートはピート、さらにジャーキーな香りも。酸味のある香りが上乗せされるが、やや若さも感じられる。

【  味  】
やはりピートが強い。酸味を感じながら飲んでいると、熟成由来のウッディな味わいが広がってくる。
[ NO.3 ] オールドモルトカスク カリラ リフィルホッグスヘッド 1/255 1996-2013 16年 57.6%
【 香り 】
中程度のピート、わずかにフルーティ。深みがあり、かつエレガントな香りだ。

【  味  】
たいへん強いピート、アルコール感も強くピリピリする。シャープでピュアなピートは、アイラ好きにはたまらない一本である。
[ NO.4 ]インプレッシブカスク・ウイスクイー カリラ 8年 59.0%
【 香り 】
砂糖水のような香り、ライトなボディを感じさせる。香草がほのかに香り、追ってピートが強く出てくる。

【  味  】
やはり香草の味わい。ピートが口いっぱいに広がった後、甘さを感じるようになる。
[ NO.5 ]SMWS 53.84 カリラ 1983-2004 21年 60.2%
【 香り 】
トップノートはエステリー、たいへん深みのある香りだ。南国フルーツの甘い香りが広がる。ピートは感じるがフルーツの香りが支配的だ。

【  味  】
エステリーなフルーツが口に広がる。ピートがたいへん強い。フルーティーではあるが、アルコール感が強くドライに感じる。
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第255回Connoisseures Club
お題 「ストラスミル」
開催日 2020年3月22日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1スペイサイドストラスミル199224年45.9%ケイデンヘッド
2スペイサイドストラスミル199025年53.8%シグナトリー
3スペイサイドストラスミル200612年57.4%Bar CHCEUR 周年ボトル
4スペイサイドストラスミル200612年57.3%ラトレー
5スペイサイドストラスミル199423年48.2%カーンモア
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「ストラスミル」 である。

  マイナーな蒸留所ではあるが、当会では2回目の登場だ。立地もどこか分からないくらい目立たないストラスミルだが、J&Bの原酒という事で、そこそこの生産量はあると思われる。

  さて、さっそく今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ]ケイデンヘッド ストラスミル 24年 45.9%
【 香り 】
トップノートはミントにハッカ。フルーティではあるが香りは弱い。わずかなバニラ香、ライトボディ。

【  味  】
たいへん軽い飲み口、加水タイプか。味わいも薄く、ドライである。
[ NO.2 ] シグナトリー ストラスミル ホッグスヘッド cask no.100194 64/242
1990-2016 25年 53.8%
【 香り 】
柔らか、かつ上品なフルーツが香る。フルーツの数は多い。

【  味  】
味わいもたいへん上品で、フルーツが口いっぱいに広がる。フルーツの競演である。
[ NO.3 ] ウイスキーファインド ストラスミル ホッグスヘッド cask no.801499
2006-2019 12年 57.4%
【 香り 】
香りの立ちが遅く、かつ弱い。軽いピート香、ジャーキーな香りも。

【  味  】
旨味を感じさせる味わい、甘さも強い。半面アルコール感は強く、ドライに感じる時もある。
[ NO.4 ]ADラトレー ストラスミル バーボンホッグスヘッド・シェリーフィニッシュ cask
no.801534 1/215 2006-2019 12年 57.3%
【 香り 】
上品でエレガント。良くできたリフィルシェリー樽熟成の印象。軽くバニラも感じられバーボン樽の個性も。
ウッディで深みがあり、香りで満足できるモルトである。

【  味  】
熟成由来のウッディな樽香や渋みを感じる、アルコール由来の甘さが広がる。
[ NO.5 ]CARN MOR セレブレーションカスク ストラスミル シェリーホッグスヘッド 051/151
1994-2018 48.2%
【 香り 】
エステリーな香りが強い。シェリー樽由来の深みや、バーボン樽のキャラメル香が交互に香る。

【  味  】
エステリーな甘さが心地よい。たいへん華やかで、さらに旨味成分も多い。
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