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Connoisseures Club
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第266回Connoisseures Club
お題 「モートラック」
開催日 2021年10月24日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1スペイサイドモートラック No.76.51199610年60.9%ソサエティ
2スペイサイドモートラック198412年60.9% 
3スペイサイドモートラック No.76.65 23年58.5%ソサエティ
4スペイサイドモートラック201010年47.5%カーンモア
5スペイサイドモートラック198915年56.7%キングスバリー
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「モートラック」 である。

  どちらかといえばマイナーな印象を受けるモートラックではあるが、需要が多いのか、供給が多いのか、モルトはそこそこ出回っているようで、これで4度目の登場である。

  スペイサイドのフルーティな個性をしっかり持っており、シェリー樽熟成のモルトも多くリリースしているモートラックである。

  さて、さっそく今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ]SMWS 76.51 モートラック 1996-2007 10年 60.9%
【 香り 】
トップノートはエレガントでスウィート。軽い香りではあるがたいへんフルーティ。しばらくすればバニラも立ってくる、バーボン樽熟成か。

【  味  】
きわめてフルーティで、たいへん明るい味わい。
[ NO.2 ] ブラッカダー モートラック cask no.4086 331/34 1984-1996 60.9%
【 香り 】
深みのある香り。 タクアンを思わせるややひねた香りも。ピート由来かもしれない。奥にはフルーツも感じられる。

【  味  】
深みのあるフルーツを感じる。アルコール感が強く、ピリピリとする。
[ NO.3 ] SMWS 76.65 モートラック リフィルホッグスヘッド EXバーボン 1/196
1986 23年 55.6%
【 香り 】
高品質でエレガントな香り。心地よく、甘い香りはリフィルシェリー熟成か。

【  味  】
味わいもたいへんエレガント、フルーツの数も多く色鮮やか。
[ NO.4 ]カーンモア モートラック シェリーバット cask no.2020 1/611 10年 53.5%
【 香り 】
かつて経験したことの無い香り、砂糖菓子、あるいは香草系の香り。リキュールのようでもある。シークレットで出されたら、モルトでは無いと感じるかもしれない。

【  味  】
湿気た味わい、シェリー樽熟成か。砂糖水っぽい、アルコール度数が低い。
[ NO.5 ]キングスバリー モートラック シェリー 400/684 1989 15年 56.7%
【 香り 】
よく言うところの焦げたゴムの香り。硫黄の香りも強い。典型的なシェリー樽熟成だ。

【  味  】
やや湿気た含み香があるが、酸味や明るい味わいがあり、悪くない印象だ。
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第267回Connoisseures Club
お題 「リンクウッド」
開催日 2021年11月28日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1スペイサイドリンクウッド200118年47.8%ブテッィクウイスキー
2スペイサイドリンクウッド20118年60.9%ザ・オーシャン
3スペイサイドリンクウッド198912年61.0%G & M
4スペイサイドリンクウッド199026年47.3%ハートブラザーズ
5スペイサイドリンクウッド200613年58.1%シグナトリー
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「リンクウッド」 である。

  今回3度目の登場となるリンクウッドだ。上品で繊細、わずかにシェリー樽を意識するエレガントな味わい、飲み慣れた通好みのスペイサイドモルトではないか。

  さて、今回はどんなモルトが出てくるのか、さっそく今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ]ブティックウイスキー リンクウッド 72/159 18年 47.8%
【 香り 】
トップノートはミント・ハッカ、たいへんスパイシー、アルコール臭も。
しばらくすれば、エレガントなフルーツ香も出てくる。ソーダ水を感じる時も。

【  味  】
味わいもエレガントなフルーツである。ただし味の数は多くない。
[ NO.2 ] ウイスク・イー ザ・オーシャン リンクウッド 1st fill バーボンバレル
cask no.800296 1/236 2011 8年 60.9%
【 香り 】
高貴な香水のようなエレガントな香り。しばらくするとバニラが出てきて、さらに樽由来のウッディな香りも。

【  味  】
酸味が強いが甘さとバランスしている。ここでも樽由来のウッディな味わいが印象的だ。
[ NO.3 ] ゴードンアンドマクファイル リンクウッド シェリーバット cask no.4670
1989-2001 61%
【 香り 】
たいへんエステリーだが、香りは単純である。わずかにイガイガしているのはピートか、あるいはリフィルシェリー由来か。

【  味  】
たいへんフルーティであざやか。スペイサイドモルトの典型と感じる。
[ NO.4 ]ハートブラザーズ リンクウッド ファーストシェリーウッド 1990 26年 47.3%
【 香り 】
明らかなシェリー樽熟成の香り、こげたゴムと湿気た香り。しばらくするとマイナーな評価は少なくなり、エレガントなフルーツが感じられるようになる。

【  味  】
たいへんトースティーで、かつ湿気た味が口いっぱいに。味わいでは上質感は無い。
[ NO.5 ]シグナトリー リンクウッド バーボンホッグスヘッド cask no.1 シェリーカスク
10month 401/699 2006-2020 13年 58.1%
【 香り 】
たいへん濃い色ではあるが、エレガントで上質のシェリー樽熟成と感じる。度数由来かアルコール感が強い。

【  味  】
まずアルコール度数を感じたあと、エステリーなフルーツが広がる。味の数は多くない。加水すればフルーツの数は増える。
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第269回Connoisseures Club
お題 「ダルユーイン」
開催日 2022年4月24日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1スペイサイドダルユーイン20116年59.6%ADラトレー
2スペイサイドダルユーイン 10年59.9%ケイデンヘッド
3スペイサイドダルユーイン199621年56.7%ブラッカダー
4スペイサイドダルユーイン197527年55.1%G & M
5スペイサイドダルユーイン 17年52.7%ダークネス
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「ダルユーイン」 である。

  マイナーと言える蒸留所ではあるが、今回で2度目の登場である。前回では話題性が無いところが話題の蒸留所と述べたが、昨今はボトラーズ物もそこそこ出回っている事が話題あろうか。

  さて、今回はどんなモルトが出てくるのか、さっそく今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ]ADラトレ ダルユーイン 1stフィル・バーボン cask no.800468 1/256
2011-2018 6年 59.6%
【 香り 】
トップノートはオレンジ、まったりとした香りで、たいへんフルーティ。
しばらくすれば、ミントやバニラの香りも。わずかに樽の木香も立つ。

【  味  】
アルコール感が強くドライだ。ミントの含み香も。グレーンがブレンドされているような味わい。
[ NO.2 ] ケイデンヘッド ダルユーイン 10年 59.9%
【 香り 】
こげたゴムの香り、ジャーキーな香りも。シェリーの個性にマスキングされているが奥にはフルーツも。

【  味  】
やはりこげたゴムと湿気た含み香、典型的なシェリー樽熟成だ。
[ NO.3 ] ブラッカダー ダルユーイン label ref 2967 1996 21年 56.7%
【 香り 】
エレガントでエステリー。たいへん深みのある香り。柑橘類の競演だ。しかし長熟を感じさせながら、どこか良くできた若いウイスキー感がするのである。

【  味  】
まずはフルーツが広がるが、やや湿気た香りも。旨味を感じる味わい。
[ NO.4 ]GM ダルユーイン シェリーホッグスヘッド cask no.4376 1975-2002 27年 55.1%
【 香り 】
たいへん赤い色でびっくりさせられる。それに惑わされるのか、ぶどうの香りがしてくるのだ。しだいにエステリーな香りと、樽由来の熟成感に満たされる。

【  味  】
フルーティーでエステリー。わずかにウッディーでバランスを取るように酸味が感じられる。充実感の大きいモルトだ。
[ NO.5 ]ダークネス cask no.1 ペドロヒメネス フィニッシュ 1/309 17年 52.7%
【 香り 】
リフィルシェリーか、程よいシェリー感が上質である。さらにエステリーな香りと甘い香り、たいへん深みを感じる。

【  味  】
やはりリフィルシェリーの印象。押しの強くない、甘いエレガントな含み香だ。 加水でフルーツ感が増し、熟成感もでてくる。
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第270回Connoisseures Club
お題 「ロイヤルブラックラ」
開催日 2022年5月22日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1ハイランドロイヤルブラックラ200713年54.8%ブラッカダー
2ハイランドロイヤルブラックラ199320年52.4%ダンイーダン
3ハイランドロイヤルブラックラ20116年55.0%ダンカンテイラー
4ハイランドロイヤルブラックラ200812年47.5%カーンモア
5ハイランドロイヤルブラックラ199524年50.4%G & M
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「ロイヤルブラックラ」 である。

  今回で2度目の登場のロイヤルブラックラ、前回はスペイサイドモルトに近いがドライな味わいと評価していた、またシェリー樽を好んでいるようにも感じた。今回はどんな個性のモルトが登場するのだろうか。

  さっそく今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ]ブラッカダー・ローカスク ロイヤルブラックラ cask no.309226 196/240
2007-2020 13年 54.8%
【 香り 】
トップノートはエレガントで爽やか、花のような香り。しばらくすればミントの香りも。

【  味  】
スパイシーでドライ。加水でフルーティになる。
[ NO.2 ] ダンイーダン ロイヤルブラックラ 165/240 1993-2013 20年 52.4%
【 香り 】
トップノートはエステリー。しだいにスパイシーになり、ミントの香りも出てくる。奥には熟成感も。

【  味  】
フルーティーだが味の数は多くない。苦み成分を感じる。
[ NO.3 ] ダンカンテーラー ロイヤルブラックラ cask no.900038 211/240
2011-2017 6年 55.0 %
【 香り 】
まず感じるのは香りが弱いことだ、時間を掛けても香りが立ってこない。しばらくすれば軽いエステル香と、わずかなピート。

【  味  】
トースティー、やや湿気た味も。アルコール感が強い。
[ NO.4 ]カーンモア cask no.309226 オロロソシェリー 1/912 2008-2020 12年 47.5%
【 香り 】
桃を思わせる甘いフルーツ香、たいへんふくよかである。樽の個性も強く、バニラの香りも。

【  味  】
フルーティーで深みがある味わい、桃やぶどうを感じる、程よい酸味が心地よい。
[ NO.5 ]GM コニサーズチョイス リフィルシェリー 1/44 24年 50.4%
【 香り 】
たいへんエレガントな香り、高貴なエステル香。しかし香りの数は多くない。

【  味  】
硬い味わい、アルコール感。ぴりぴりする。加水でフルーティーな印象が強くなる。
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